【ロンドン】カフェロイヤル ひとりでアフタヌーンティー行きました
イギリスに旅行に行った際にはぜひ本場のアフタヌーンティーを体験してみたいですね。私は先日、ロンドンの高級ホテルの【ホテルカフェロイヤル】のアフタヌーンティーにひとりで行きました。その際の予約の取り方や食事の内容をご紹介します。 皆様の旅の参考にしてください。
ヨーロッパ大好きOLアキです
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カフェロイヤルのアフタヌーンティーを紹介
カフェロイヤルは老舗のフレンチレストラン・バー
ホテルカフェロイヤルはピカデリーサーカスにある五つ星のラグジュアリーホテルです。ロンドン市内の中心部にあるのでアクセスがとても良いですね。このホテルは2012年に開業しましたが、レストランバーの【カフェロイヤル】は1875年から営業しており、オスカーワイルドやウィンストン・チャーチル首相や、ダイアナ妃など数々のセレブが常連として通っていました。アフタヌーンティーもこのカフェロイヤルでいただくことができます。
アフタヌーンティーはゴージャスな[グリルルーム]で
ホテルの内装はゴージャス!四方の壁は鏡張りなのでとても広く見えます。天井はロココ調の装飾と絵画が描かれています。
テーブルはとってもコンパクト。椅子が2客ありましたが本当にこれで2人食べられるのか気になりますね。卓上の冊子には、常連だったセレブが紹介されています。モハメド・アリやデイヴィッド・ボウイなどが紹介されていました。
カメリアズティーハウスの紅茶が提供されている
カフェロイヤルでは[カメリアズ ティーハウス]の紅茶を使用しています。このメーカーは日本でも購入が可能ですよ。私の近所では取り扱いがないので、百貨店の催事(英国展など)で購入しています。
私はカメリアズティーハウスの紅茶が大好きなのでウキウキ。
最初の一杯目は「CafeRoyal1865BreakfastBlend(ブレックファストブレンド)」にしました。名前からしてここでしか飲めなさそうな種類ですよね。
すぐに紅茶がサーブされたのですが・・・紅茶の味が薄い! 紅茶風味のお湯? 私が普段濃く入れすぎなのかな? でもいままでにイギリスで紅茶が薄いなんて思ったことない・・・。
ポットの中を見ましたが、茶葉は抜いてあったのでどうにもならない。これはお上品なお味と表現するものなのかな?
次にダージリンセカンドフラッシュを頼んだのですが、これもやっぱり薄い。ダージリンなので元々濃い紅茶ではありませんが・・・。茶葉が少なすぎなのではないでしょうか。
うーん、残念・・・
フードはフランス料理風
セイボリーが3段スタンドで運ばれてきました。セイボリーとは「塩気のある食べ物」のことです。セイボリーだけで3段スタンドを使用するのは珍しいですね。
カフェロイヤルはモダンフレンチのレストランということで、アフタヌーンティーもフランス風になっています。アミューズ・ブシュからいただきます。クリームのトリュフが濃い!ゴージャスですね。濃厚でヘビーな一品でした。いきなりお腹に蓋をされたような気が…
サンドイッチはどれも美味しいです。イギリスのサンドイッチなのにパサパサしてない(笑)! その分、マヨネーズやクリームが多くてかなり濃厚&ヘビーです。このあとスイーツが来るのにこの重さ!
具材はローストビーフやトリュフなど豪華ですね。「おかわりはいかが?」と聞いてもらえたのですが、最初に来た分ですら食べきれませんでした。
- トリュフ パルミエ
「パルミエ」とはハート形のパイ
メインは上に乗っているトリュフクリーム
もはやバター?と思う濃厚さ。でも美味しい~ - スモークサーモンのサンドイッチ
- 卵とトリュフのサンドイッチ
- ローストビーフのサンドイッチ
セイボリーの中で一番おいしかった
トマトのパンにはさまれたローストビーフがジューシー
濃いマヨネーズのようなクリームが濃厚 - カレー味チキンのサンドイッチ
コロネーションチキンと呼ばれる料理
1953年のエリザベス女王の戴冠式の際に考案されたメニュー
スコーンとスイーツが登場
しばらくするとサンドイッチが下げられ、スコーンとスイーツのティースタンドが登場しました。サンドイッチは置いといて~と思ったのですが、テーブルが小さくて置き場がないのですね。でも甘いものと塩気のあるものを交互に食べたいのは私だけ?
スイーツもフランス風ですね。上品で趣向を凝らしたケーキが4種類でした。
- バノフィー
バナナブレッドとクリームのタルト - ロイヤルココア&オレンジ
アーモンドスポンジとマーマレードのケーキ - グラニースミスアップル
箱を崩すと甘酸っぱいムースが入っていて美味しい - レッドビクトリアプラム
プラムのコンポートとシナモンクリームのケーキ - プレーンスコーンとレーズンスコーン
- イチジクのシャーベット
写真には写ってないのですが、グラスに盛られて先に届きました。
お口直しですね。
私が好きなスコーンのタイプは「外はカリッ、中はしっとり」タイプ。「フカフカ」タイプのスコーンは口の中でネットリすることが多くて、私はちょっと苦手です。カフェロイヤルのスコーンは「フワフワ・フカフカ」のタイプでした。なのに、口の中でフワッと消えていきます。思ったより美味しい!(いや失礼でしょ・・・)
付け合わせはクリームとジャム2種類
- クローテッドクリーム
- ストロベリージャム
- アールグレイティージャム
スコーンはフカフカでパンのような食感でした。口の中でフワッと消えていきます。
そしてアールグレイティージャムが美味しい。酸味とアールグレイの香りがクローテッドクリームとよく合います。
食べきれなかったスイーツは持ち帰りました
全部は食べきれませんので、お持ち帰りをいたしました。サンドイッチとジャム・クリームは持ち帰りできないようです。
事前に何が持ち帰れないか、聞いておけば良かったと後悔・・・
サンドイッチ全部食べればよかったなぁ
ひとりアフタヌーンティーの過ごし方
ひとりでアフタヌーンティーってどうなの?と思われると思いますが、ひとり旅なのでしょうがないです。私は本を持って行って、ゆっくり読書をしながら過ごしています。今回も同じように本を持って行って1冊読んできました。
ただカフェロイヤルはちょっと落ち着かなかったですね。キラキラゴージャス空間なせいか、椅子の背もたれが低いせいかも。
インフレと円安のダブルパンチ お値段は一人で15,000円!
何もかもが値上がりしている海外ですが、アフタヌーンティーもどんどん値上がりしています。以前行ったアフタヌーンティーは60ポンド程度だったのですが、カフェロイヤルのアフタヌーンティーは70ポンド!
さらにサービス料が10.5ポンドが足されて、合計80.5ポンド(日本円で15,000円!)でした。今回の旅行で一番高いお食事、いや今までの人生で一番高いお食事代でした。これは2023年10月の料金ですが、2024年2月時点で75ポンドに値上がりしていました。
ちなみにロンドンの他のティールームと比べたら高くはありません。またクリスマスなどのシーズンによってメニューが変わり、料金も変わります。しかも円安でポンドの両替レートも上がってますので、なおさら高額に感じますね。でもせっかくロンドンに来てるのですから、お値段は気にせず楽しんできました。
カフェロイヤルのアフタヌーンティ 総評
紅茶 | 紅茶が薄い |
セイボリー | 豪華&ヘヴィー これ単体で食べたい |
スコーン | スコーンはフワフワタイプ 紅茶のジャムが美味しい |
スイーツ | フランス風の上品なケーキが美味しい |
サービス | スタッフが塩 |
総合評価 |
かなり辛口評価になってしまいました。美味しかったんですが、セイボリーだけで良いかも…。前菜からヘビー過ぎて、スコーンが楽しめなかったですね。
カフェロイヤルのアフタヌーンティーをおすすめする人は、甘いものが苦手な人! サンドイッチをおかわりしてお腹いっぱい食べ、スイーツは全部お持ち帰りにする。(せこすぎる?)
私はリピートはしない! 美味しい紅茶が飲みたいから。
あくまで個人の感想です。スコーンや紅茶は好みもありますし、キラキラゴージャスな雰囲気でアフタヌーンティーをいただくのは素敵な思い出になると思います。
サービスは正直あまり良くなかったと感じました。私は5時からの予約で、少し時間帯が遅かったんですね。周りのお客さんはどんどん帰っていきました。空席の目立つ店内で、スタッフがまったく近くに来ない。合図をしようにも目を合わせてくれない。もう帰りたーい(笑)
日本の居酒屋みたいに「すいませーん!」と声をかけるのはマナー違反なんですよね。
ロンドンのレストランやパブはどこも優しいスタッフが多いので困ることはあまりないのですが、カフェロイヤルはスタッフさんが塩でした。以前行ったブラウンズホテルの方が良かった気がします。
ティールームの探し方
私は[afternoontea.co.uk]というサイトで予約をしました。このサイトはイギリス中のティールームをまとめて見ることができるので便利です。どこが良いか迷った方は、トップページの下の方に受賞歴のあるティールームなども掲載されていますので参考にしてくださいね。
このサイトでみてると、バラエティ豊かなアフタヌーンティーが並んでいて本当に迷います!お料理がフランス風や中華風だったり、伝統的なイギリスのお菓子、アートのようなお菓子など選ぶポイントはたくさんありますよ。
行きたいティールームが決まったら、そのまま予約が取れます。英語のサイトですが、何となく英単語が読めれば予約できます。
ティールームによっては手数料を上乗せしていることがあります。ティールームの公式サイトで予約する方が安いことがありますから、比較してみてくださいね。
「英語がちょっと不安」という方は少し料金が上がりますが、現地オプショナルツアー会社でも手配ができます。
予約が取れなかったティールームたち。予約はお早めに
私が予約を取ろうとしたのは1週間前でした。私は時差ボケがひどくて渡航して2日程度はあまり食べられないんですよね。アフタヌーンティーは食べ物が多いのでいつも苦しくなっちゃいます。今回は2泊の短期滞在だったので悩みに悩んだのですが、ロンドンに行ってアフタヌーンティーを食べないなんてもったいない!ということで夕食として夕方5時からの予約をしました。
今回行けなかったティールームはまた次回挑戦したいと思います。私が行きたかったティールームもご参考に紹介します。
マンダリンオリエンタルホテルのローズベリーラウンジ
美味しいと評判だったので是非行きたかったのですが、予約枠が2人以上になっており1人では予約ができませんでした。2人だったら空きがあったのになぁ・・・
アフタヌーンティーバスツアー
ロンドン名物のダブルデッカー(2階建てのバス)に乗って、車窓から観光しつつアフタヌーンティーができます。ロンドンは素敵な建物がたくさんありますから、見てるだけでも楽しそうですよね。主催しているブリジットベーカリーはパン屋さんですので味の評判も良し! ここも2人以上での申し込みのため、私は予約できませんでした。
ウォルズリー(The WOLSELEY)
ウォルズリーはピカデリー・サーカスにある有名なレストランです。美味しいと評判ですが、アフタヌーンティー以外の朝食なども有名です。ぜひ行ってみたかったのですが1週間前では予約が取れませんでした。一人45ポンドとお値段もリーズナブル(?)です。
いかがでしたでしょうか?
アフタヌーンティーでは敷居が高い、という方もいらっしゃると思います。イギリスのカフェやパン屋では「クリームティー」と言って、スコーンとクリーム・ジャムのセットが提供されていますからぜひ体験してみてくださいね。