【ヨーロッパ旅行】準備のコツ スーツケースの選び方徹底解説
ヨーロッパ旅行を計画されている方、スーツケースの選び方で困っていませんか? 何に気を付けて、どんなスーツケースを買えばいいのか、とっても迷いますよね。私もとっても悩んで調べて買ったのに、結局買い換えたこともあります。
この記事では、ヨーロッパ旅行に最適なスーツケースを選ぶポイントを解説します。最後まで読めばあなたに最適なスーツケースがわかりますよ。またおすすめのスーツケースを紹介しています。
さらに、スーツケースのレンタルサービスも紹介します。スーツケースは大きいものですので購入して家に置いておくのも大変ですよね。そういう方にはレンタルの方がおすすめです。
なお、この記事では7日間前後の旅行を前提として解説します。
・初めてのスーツケース。どれを選べばいいの?
・ヨーロッパに7泊8日で行く予定。どれくらいの大きさが必要かな?
・スーツケースって何に気を付けて選んだらいいの?
ヨーロッパ大好きOLアキです
- ヨーロッパ旅行歴10回以上
- 25年来の洋食器マニア
- ひとり旅から団体ツアーまで
- 英語は中学生レベル
選び方のコツ1:大きさ(容量)は70Lから90Lがおすすめ
持ち上げられる大きさを選ぶ
スーツケースを選ぶときは、無理なく持ち上げられる大きさを選びましょう。
なぜなら、ヨーロッパではスーツケースを持ち上げなくてはならない状況が多々発生するからです。
小柄な方が大きなスーツケースを選ぶと、持ち上げる際に苦労しますよ。
荷物が増えちゃうから大きいスーツケースが欲しい
気持ちはわかります!
でもヨーロッパは石畳やホテル内の階段も多くて大変ですよ
ヨーロッパでスーツケースを移動するのは本当に疲れます。私が今までヨーロッパで苦労したのは下記のようなシーンです。
- ロンドン地下鉄の駅にエレベーター・エスカレーターがない。スーツケースを持って階段を上がった。
- ホテルでエレベーターから部屋までの間に階段がある。スーツケースを持ち上げないと部屋まで行けない。
- 街路の石畳にキャスターが引っ掛かって進めない・・・
- 2階建ての列車で座席まで行く途中に階段がある(1階と2階の間に入り口があるタイプ)
エレベータから部屋までの間に階段があった時は、本当に驚きました。
ヨーロッパは古い建物のまま、内部をつなげたり、後からエレベーターを付けてるので床がフラットになっていないことがあります。
持ち上げやすさから考える大きさの目安ですが、スーツケースの横に立った時に手がスーツケースの上にあるのが理想です。
これ以上スーツケースが大きくなると、腕を曲げないとスーツケースが持ち上がらなくなりますからね。
容量の目安は1泊10Lだけど、女性なら70L前後がおすすめ
荷物の量は人それぞれですが、目安は1泊10Lと言われています。
ヨーロッパ旅行は6泊以上が多いですから、60L程度が必要となります。
しかし9泊以上滞在する場合でも、80L程度のスーツケースにした方が取り回しが良いでしょう。
飛行機での大きさと重量の制限は必ずチェックして
飛行機に乗る際には、預ける荷物のサイズ・重量・個数に上限があります。
これは航空会社により規定が異なり、飛行機の座席のクラスやマイレージ会員のランクなどよって異なります。
国際標準では、三辺合計(縦・横・奥行)が158㎝以内です。将来どこの航空会社を使うかはわかりませんので、スーツケースを購入する際には国際標準をクリアしておくことが無難ですね。
3辺合計(縦+横+奥行)が158㎝(国際標準)以下のスーツケースを選ぼう
団体ツアー(バス移動)の方は
ほとんど観光バスで移動しますので、移動するシーンが少ないです。そのため大きいタイプ・重たいタイプでも大丈夫ですね。バスに乗せる時は、運転手さんや添乗員さんが手伝ってくれることが多いです。
ただし、古い街並みの中に宿泊する場合や、団体ツアーでも列車に乗る場合はスーツケースの移動がある場合がありますよ。
選び方のコツ2:軽さで考える。ファスナータイプの方が軽い
スーツケースは開閉部分が【ファスナー】か【フレーム】の2タイプに分かれています。
私は最初はフレームタイプを購入したのですが、その後にファスナータイプに買い換えました。フレームタイプは重たくて持ち運びが大変だったからです。「とにかく楽に旅行がしたい」という思いから、軽いスーツケースを探しました。
フレームタイプの特徴:頑丈で安心だけど重たい
フレームタイプのメリットはスーツケースが頑丈になることです。フレームがスーツケースの外枠として支えになるため、スーツケースが壊れるような衝撃があっても【中の荷物が壊れにくい】と言われています。食器やガラス瓶などをたくさんを入れる予定のある方などにおすすめです。
※フレームタイプでも食器は割れる可能性がありますので注意してくださいね。
また、防犯性でも優れています。ファスナーはこじ開けられてしまいますが、フレームタイプは簡単には開きません。
フレームタイプのデメリットは重たいことです。フレーム分の重量がファスナータイプより重くなります。同じ68L程度のスーツケースでも2kg前後違いがあります。(もちろんメーカー・型番での差もあります)
フレームは確かに頑丈ですが、何回も旅行に行くと少し歪んできます。フレームがゆがむと、しっかりかみ合わず閉めにくくなる可能性があります。
空港ではスーツケースは投げられる!
スーツケースは投げられるもの、と思ってパッキングをしましょう。
電子機器などはスーツケースには入れず機内に持ち込む、
ボトルなどは壊れないようにタオルで包むなど、工夫が必要です。
中身が動かないように隙間なく詰め込むことも重要です。
私はフランスでおしゃれなシャンプー(プラスチックボトル)をお土産に買ったことがありますが、
帰宅したら割れてました・・・
プラスチックは割れないと思っていたので、びっくりしました!
ファスナータイプの特徴:軽い! でもセキュリティに不安が
ファスナータイプの最大のメリットは軽いことです。フレームタイプのデメリットと反対ですね。
飛行機の無料手荷物預かりの上限が23kgであることを考えると、その内スーツケースが何キロを占めるのか?と考えます。もし6Kgのスーツケースを使用していると荷物は17Kgまでになります。
スーツケースはできるだけ軽量の物を選ぶとよいですね。
もし空港で重量オーバーになったら、中身を手荷物にしてみましょう。
服をたくさん重ね着して荷物を減らしているスゴい人を目撃しました。
またファスナータイプには【エキスパンタブル】というスーツケースの幅(奥行)を伸ばす機能があるものがあります。荷物が増えてしまったときには便利ですね。ただしエキスパンタブルした状態では空港で預ける際にサイズオーバーになることがありますので注意してください。
ファスナータイプはセキュリティ面ではフレームタイプに劣ります。ファスナーはボールペンなどでこじ開けてしまうことができます。対策としてスーツケースベルトを着けておくのが安心ですね。
私は軽さを重要視してファスナータイプのスーツケースを使用しています。ベルトを切られたり、ファスナーを破壊して開ける強盗には、あったら諦めます。。。
選び方のコツ3:ホイールは大型4輪タイプがおすすめ
スーツケースを選ぶときは大型のホイールが4つ付いている物を選びましょう。
ヨーロッパは石畳が多く、ホイールが小さいとスムーズに進めなくなります。ホイールが大きいと段差を乗り越えやすくなります。また、ホイールが大きい方が耐久性が上がります。
ホイールが2つ付いているスーツケースもありますが、このタイプは傾けないと移動ができません。重量が増えてくると、傾けて移動すると倒れやすくなります。また、体よりも後ろの方でスーツケースを転がすことになりますので、人にぶつかる危険性が高くなります。旅行用には4輪タイプをお勧めします。
空港で受託手荷物を受け取った際には、破損がないか確認してください。破損があった場合は【バゲッジクレーム】コーナーに申し出てください。
特にホイール周辺は故障の多い部位です。スーツケースを投げることが多いので、ホイールが本体から飛び出ている分、破損の可能性が高くなるのです。4つのホイールが壊れていないか、しっかり確認しましょう!
列車移動が多い人には【キャスターストッパー】がおすすめ
私が次にスーツケースを買う時に欲しい機能は【キャスターストッパー】です。スーツケースが転がらないようにホイールを留める機能です。電車に乗っていて、スーツケースが転がってしまうことが良くあるので、ストッパーで留められるようになっていると安心ですね。
選び方のコツ4:1回キリの使用ならレンタルも検討してみて
スーツケースを購入しても、旅行は一回きり・・・
今後使用しないし、もったいないわ。
1回の旅行のためにスーツケースを購入するのはもったいないですよね。スーツケースをお家で保管するのに場所を取ります。そんな方にはレンタルをお勧めします。
アールワイレンタル
スーツケースの選択肢が多く、自分にあったスーツケースを選択できます。
- リモワのエッセンシャル85Lが10日間レンタルで10,200円(2024年4月調べ)
- サムソナイト シーライト94Lが10日間レンタルで7,200円
- 破損・故障に対する補償と往復送料が含まれている
- 購入価格の10分の1程度でお得
【おすすめスーツケース3選】
私がおすすめするスーツケースをご紹介します。
「高い物ばっかり・・・」と思われるかもしれませんが、丈夫で軽いものを選ぶとどうしても高くなってしまいます。
レンタルも含めてご検討ください。
サムソナイト「シーライト」スピナー69
Samsonite(サムソナイト)
シーライト スピナー69
私の一番のお勧めはサムソナイトから「シーライト」です!
開閉方式はファスナータイプで、容量68L、重量は2.5Kgです。
このスーツケースのポイントはなんといってもこの軽さです。
私は同じサムソナイトの「キューブライト」を使用していますが、とっても使いやすいです。
シーライトはキューブライトよりも軽くなってます。
10年前には3万円前後だったのですが、現在は8万円するんですね・・・
もう少し容量が欲しい方は、「スピナー75」(容量94L、重量2.8Kg)という商品もあります。
エース 「プロテカ スタリアCX」
リモワ 「エッセンシャル」85L
RIMOWAリモワ
エッセンシャル
憧れのブランド「リモワ(rimowa)」から「エッセンシャル」を紹介します。
開閉方式はファスナータイプです。
大きさは「チェックインM(容量60L、重量4.1Kg)」と「チェックインL(容量85L、重量4.8kg)」があります。
エッセンシャルは以前「サルサ」という名称でした。
このスーツケースのポイントはなんといってもカッコよさです。(え?そこ?)
カラーバリエーションが多く、おしゃれなんですが・・・お値段がなんと10万越えです。
ちなみにエッセンシャルよりも軽い「エッセンシャルライト」があるのですが、こちらはT字ハンドルなんです。
使ったことないのですが、握りずらそうに感じるんですよね。
スーツケースを買い換えた私の体験談
最初に購入したのは格安の80Lのフレームタイプ
最初に選んだのはフレームタイプでした。「中身が壊れないように、あと防犯面で強いフレームタイプにしよう!」と思い、楽天で購入しました。容量は80Lで価格は1万強だったと思います。このスーツケースで2、3回程度ヨーロッパ旅行に行きましたが・・・
重い・・・
大きすぎて持ち上げずらい
重量が飛行機の制限(23kg)超えてないか不安・・・
安物だったせいかフレームに若干歪み、閉めづらくなってしまいました。
現在使用しているのはサムソナイト キューブライト 68cm(容量67.5リットル)
前回の反省を踏まえて、今度は大きすぎず、自分が持ち歩きやすいサイズにしました。このスーツケースは重量3.3kgです。自分の身長から考えて持ち歩きやすく、とにかく重量が軽いものを探しました。
ファスナータイプなのでセキュリティ的に不安はあります。しかし、スーツケースを破壊するレベルの高い(?)強盗にあった時は、どれを選んでもダメでしょう。入れられる荷物の量は減ったけど、快適さは上がりました!
おまけ:壊れにくいけれど・・・
私の愛用しているサムソナイト【キューブライト】ですが、 カーヴ(Curv)という素材が使用されています。
これは「衝撃を受けて凹んでも元に戻る」という素材です。この素材のおかげか、私のスーツケースは10回以上海外旅行に使っていますが、まったく壊れていません。
しかしですね・・・
当たり前ですが、中身はつぶれますし、元にも戻りません(笑)。
今回のまとめ
ヨーロッパ旅行用のスーツケースの選び方をご紹介しました。スーツケースを選ぶ時のポイントは下記の3点です。
- 容量は70Lから90Lがおすすめ
- 軽さで選ぶならファスナータイプ
- ホイールは4輪大型を選ぶ
- 1回のみの利用ならレンタルがおすすめ
以下のページでTSAロックとスーツケースベルトについての解説もしています。 ぜひあわせて読んでみてください。
機内持ち込みサイズのスーツケースを検討している方は以下のリンクもおすすめです。