【日本人は狙われる!】知らないと後悔するスリ対策を徹底解説

    スリ被害多発 それ危険です

    ヨーロッパの街並みは美しい建物が多く、歩いているだけで楽しいですよね。
    しかしヨーロッパはスリ、ひったくりなどの軽犯罪が非常に多い地域です。
    街歩きをする際には、スリにあわないようしっかり対策をしてからお出かけください。
    私が過去に調べたスリの状況や、私が実際に行っている対策を紹介します。

    この記事はこんな方におすすめです
    • ヨーロッパはどんな危険・被害があるの?
    • どう対策したらいいの?

    ヨーロッパ大好きOLアキです

    • ヨーロッパ旅行歴10回以上
    • 25年来の洋食器マニア
    • ひとり旅から団体ツアーまで
    • 英語は中学生レベル
    目次

    事前に行先の治安を調べる

    地名+「治安」で検索してみよう

    地域によって治安は異なります。パリはスリが多い、ベネチアはレストランでのぼったくりが多いなど、地域によって様々です。 「 パリ 治安 」などのキーワードで検索してみましょう。

    私が今までの旅行先で一番治安が悪いと感じたのは 「パリ」 です。
    スリ集団の多いこと・・・
    スリに見えないスリもたくさんいると思うと、実際どれだけのスリがいるのか、考えると恐ろしいです。

    スリ以外にも治安には注意が必要です。イタリアは南部の方が治安が悪い、パリは北部が治安が悪いなど情報をチェックしておきましょう。

    外務省 海外安全ホームページを読んでみて

    外務省が国別に安全情報をホームページに掲載しています。

        参考リンク:外務省 海外安全ホームページ

    行き先の国でどんな犯罪が多いのかを事前に調べておいてください。
    たとえばフランスだとこのような内容が記載されています。

    1 犯罪発生状況

     観光旅行者が多数訪問するパリでは,スリ,置き引き,ひったくり等の犯罪が多発しています。犯罪者は声をかける,大勢で取り囲む,立ちふさがる,押す,物を落とす等の行為で相手の気を逸らし,その隙に犯行に及びます。
    2 主な日本人の被害状況

     犯罪の手口としては,スリ,置き引き,ひったくりの順に発生件数が多く,中には,オートバイによるひったくりに遭遇し,引きずられて大怪我を負う事例もあります。

     パリにおける犯罪の特徴は以下に記載のとおりですが,大使館ホームページにも犯罪被害件数や被害例を掲載していますので,ご参照ください(http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/anzen/index.html )。
    (1)メトロ(地下鉄)内や観光地におけるスリ被害
     パリ市内はメトロが発達しており,移動手段として利便性も高く,多くの日本人観光客が利用していますが,車内や駅構内でのスリ被害が多発しています。

    海外安全ホームページ: 安全対策基礎データ (mofa.go.jp)

    ヨーロッパはスリ・盗難などの軽犯罪が多い

    ヨーロッパ旅行ではスリ・盗難・窃盗などの被害が多く注意が必要です。
    なぜこんなにスリが多いのか?というと、移民・難民も多く生活困窮者が多いため、と言われています。

    スリは大人も子供もいます。子供が集団でスリをして、大人が後方で見張りをしている組織的なスリ集団が多いです。小学生くらいの子供たちが、大人なしで行動していたら怪しいと思ってください。欧米では子供だけで行動させることはありません。

    特に日本人は狙われています。日本人は多額の現金を持ち歩いているイメージだそうで(実際そうなんですが・・・)

    特に危ない場所

    旅行者の多い都市(ローマ、パリ、ウィーンなど)はスリがたくさんいます。
    美術館や地下鉄やバス、混雑した大通りなど人が近づいても違和感がないところは特に注意してください。

    ルーブル美術館の「モナリザ」のある部屋に入る前には、ガイドさんから「鞄の口をしっかりおさえて、スリに注意して」と注意喚起がありました。入場料を払ってスリをしているんですね。有料スポットも安心できません。

    狙われる物
    • 財布
    • スマホ
    • デジカメ
    • カバンまるごと
    ポケットに財布は絶対だめ!
    スリの手法いろいろ
    • 背後からスッと財布を抜く 定番ですね! 
    • スリ集団に囲まれて、手を押さえられて鞄を開けられてしまう
    • 横断歩道で信号待ちの間に鞄を刃物で切って開けてしまう
    • お店での会計時に足元に置いた荷物を盗られる
    • レストランでテーブルの上にスマホを置いておいたら、横を通ったスリが盗んだ
    • 劇場型のスリ

    【劇場型】と表現しましたが、旅行者や事故を装って近づいてきて、気を引いてる間に財布をすられます。
    私は出会ったことはありませんが、下記のパターンがメジャーなようです。

    歩いていたらアイスを持った人にぶつかってしまった ←これがスリ
    服にアイスがベッタリ!
    周りの人が「拭いてあげるよ!」近寄ってくる ←これもスリ
    服に気を取られてるスキに荷物を盗られる。

    ケチャップなどでもあります。
    「君、背中が汚れてるよ」と教えてくれる親切な人 ← これもスリ

    大きな地図を持った人に「道を教えて」と尋ねられる ← これがスリ
    あなたが地図をのぞき込んでいると、地図の下で鞄に手を入れて財布を盗る。
    相手にしない、近寄らせないのが一番です。

    アンケートとか署名を求めて、紙を持って寄ってくる女性がいます(私もエッフェル塔で会いました)
    これもスリか募金狙いです。「No!」と言って、近寄らせないようにしましょう。

     電車に乗車中、駅に停車中に外から窓をたたいて何かしゃべっている男がいる。
     「え?何?」と気を取られてる間に、別の男が車内通路から荷物をとって電車から降りる。

    ヨーロッパの鉄道は改札が無い場合が多いです。
    なので切符を持ってなくても列車に乗れてしまいます。
    もちろん無賃乗車は犯罪です。見つかれば捕まります。
    ただ、切符が買えない人でも乗っている可能性がある、ということは忘れないでください。

    ウィーンでスリにあいかけた話

    ウィーンの大通りには、あちこちで楽器を演奏している人たちがいます。
    立ち止まって聞いていたんですが、ふと隣を見ると友人の鞄に後ろから手が入っていました!
    思わず手を叩き落しましたが、犯人は小学校高学年くらいの女の子でした。
    皆様もお気を付けください。

    パリの地下鉄はスリがたくさん

    地下鉄のホームで小学生くらい子供たちが電車を待っていました。
    「混んでるな~」と最初は思ったのですが、子供だけの集団&荷物を何も持っていないので「スリだな」と気づきました。

    こういう集団は電車が到着したら乗り込んで、出発前に荷物をひったくって降りてきます。
    後ろからこっそり、じゃありません。勢いで、または集団で囲んで荷物を奪います。
    パリの地下鉄に乗ったらドア付近で立ち止まらず、座席に座って荷物をしっかり抱えましょう。

    スリ被害にあわないために! 絶対注意すべきポイント5つ

    スリ対策の基本は

    • スリに目をつけられないようにする
    • 盗みにくくする

    です。
    では具体的な対策を説明します。

    服の外ポケットに貴重品を入れない!

    日本では、ズボンの尻ポケットに財布やスマホを入れている方がいらっしゃいますよね。
    海外では絶対ダメですよ!あっという間にスられちゃいます。

    ただし、ブルゾンの内ポケットなどに入れてファスナーを閉めておくのは有効な対策だと思います。

    バッグはファスナーなど口が閉まるものを選ぶ

    トートバッグなど口が開いた状態のバッグはやめましょう
    ファスナーなどで簡単に開けられないバッグを選択してください。
    ひじに軽くかけて持っているとひったくりに狙われます。
    ショルダーバッグなどを肩から斜め掛けした方が安心ですね。

    ひったくりに抵抗して怪我をする場合もありますので、
    ひったくり犯に「あれは無理だな」とあきらめてもらえるようにしましょう。

    貴重品は体から離さない、そしてチェーンを付ける

    貴重品は体から離さないようにしましょう。テーブルの上に置いたスマホ、足元やイスの背にカバンをかけるのも危険です。ホテルの朝食会場には小さいカバンに貴重品を入れて常に身に着けておきましょう。カバンを座席に置いて食べ物を取りに行くとか、海外では絶対ダメですよ!

    • スマホにはストラップを付けて首からかける
    • 財布はチェーンでバッグにつける。
    • カバンを足元に置くときは、持ち去られないように椅子の脚や自分の脚を通す
    • ホテルの朝食ビュッフェも要注意! 座席に貴重品を置かないで

    リュックは前に抱えましょう

    リュック自体がおすすめできないのですが、荷物が多くなると便利ですよね。
    リュックは電車待ちなど立っているときに開けられてしまう可能性があります。
    なので、前(胸側)にしっかりと抱えておくことが必要です。
    大きなリュックを背中に背負う場合は、貴重品は別の鞄に入れましょう。

    リュックは前に

    ブランドを身に着けるならタクシーで移動して 紙袋すらNG!

    ブランドのバッグやジュエリーをつけて街中を歩くとスリに狙われます

    街歩きはカジュアルな服装がおすすめです。

    有名なハイブランドの多いヨーロッパですが、ブランド品を持っている人は多くありません。そして街歩きにブランド品を持ち歩く人はたいてい旅行者です。

    特に20代でブランド品を身に着けている人は目立ちますよー(うれしい?スリには現金が歩いているように見えることでしょう。)

    ブランド品を購入したら見えないように別の袋に入れる、またはタクシーでホテルまで帰ってください。ブランドの紙袋も見えないようにしてください。

    ちなみにパリのブランドの店員は、客の服装を見て対応を変えるといわれています。少しキレイな服装の方が対応が良いかもしれませんね。

    こんな格好でフラフラしたらダメですよ~

    観劇やレストランでの食事のためにドレスアップしたら、道を歩いて移動せずにタクシーを使ってくださいね。
    タクシーはホテルのフロントで呼んでもらうといいでしょう。

    今のところ被害ゼロ! 私が実際にしている盗難対策7つ

    ここからは私が実際に行っているスリ対策をご紹介します。
    やりすぎじゃない?って自分でも思ってますが、今まで10回以上海外旅行に行って、スリにあったことはありません。

    パスポートはセキュリティポーチに入れて服の中にいれる

    私のセキュリティポーチ
    ボロボロになってきました・・・買い替えようかなぁ

    盗まれて一番つらいものはパスポートです。「セキュリティポーチ」とか「シークレットポーチ」というものが販売されています。これにパスポートを入れて、服の下に装着します。
    入れる物は下記の3点が目安です。

    • パスポート
    • 予備のクレジットカード1枚
    • 予備の現金(現地通貨で)5千円分程度

    服の下に隠すものですから、ポーチは薄くて軽いものを選びましょう。
    ポケットがあるとその分かさばりますから、シンプルにパスポートだけ入るものでOKです。ずっと首から下げている物なので、女性は特に首に負担になります。私は安全ピンで服の内側に止めて、首に負担がかからないようにしています。

    腰に巻くタイプもよいのですが、出しにくい気がして私は購入していません。ホテルのチェックイン時や、お酒を買う時にパスポートを確認されることがあります。

    ホテル滞在時にはセキュリティボックスに入れることもあります。

    多額の現金を財布に入れない

    多額の現金を持ち歩かないまたは複数の入れ物に分散させましょう。
    財布に現金がたくさん入っている状態を見られると、スリに目を付けられます。またスられた時のショックも大きくなります。何カ所かに分けて現金を入れておくのがいいですね。

    お店でお会計をしたら、必ず財布をバッグにしまってファスナーを閉めてからお店を出ましょう。

    私は一度の旅行で多くても100ユーロぐらいしか現地通貨に両替しません。基本はカード払いですし、現金を使う場面はあまりないと思います。

    アキ

    足りなくなったらキャッシングするから大丈夫!

    こう考えておくと気楽です。(クレジットカードをすべて一つのバッグに入れてはダメですよー)

    財布にはチェーンをつけ、バッグにつなげる

    財布代わりのポーチにチェーンをつけて
    財布代わりのポーチとチェーン

    とは書きましたが、私は海外に財布を持っていきません。かさばるし、財布は狙われますからね。
    小さなファスナー式のポーチに現金を入れ、そのポーチをダイソーのチェーンで鞄につなげています。
    財布を引っ張られれば気づけるという点と、「スリに気を付けています」というアピールです。

    バッグは斜め掛け&ファスナーには南京錠

    南京錠を着けたバッグ

    小さめのショルダーバッグ + バッグには南京錠 + 上にコートを着る

    私は小さめのショルダーバッグを持ち歩きます。ひったくりを警戒しているので、トートバッグなど手提げ鞄は使用しません。スーパーなどで買ったものをショッピングバッグに入れることはあります。
    ショルダーバッグは必ず肩から斜め掛けして、さらにバッグの上にコートを着ます(真夏は無理ですが)

    ショルダーバッグのファスナーには、ダイソーで購入した南京錠をかけています。
    実際のところ、ファスナーに南京錠がついていても、ボールペン1本でファスナーは壊すことができます。
    この南京錠は時間かせぎと「スリに警戒しています」宣言の意味合いが強いです。
    自分でもかばんを開ける際にはちょっと手間がかかりますけどね・・・

    鍵のかかる部分には貴重品を入れて、ガイドブックやハンカチなどはバッグの外ポケットに入れています。

    バッグごと盗まれないように

    バッグに南京錠を着けても、バッグごと盗まれては意味がありません。私は食事中でもショルダーバッグは外しません。できるだけ小さいバッグを持ち歩き、荷物が増えたらショッピングバッグに入れています。

    おしゃれなレストランに行ったときには、バッグの取っ手を椅子の脚や自分の足に通しておきます。簡単に盗まれないように工夫してください。

    貴重品は体から離さないようにしましょう。

    スマホもチェーンでバッグにつなげる

    スマホもストラップ付フルカバーのケースに入れ、ストラップをバッグの内側に安全ピンで止めています。

    iPhoneなどは転売の価値が高いため、スリに人気があるそうです。
    フルカバーのケースに入れるのは、見た目から機種がわからないようにするためです。

    フラフラ歩かない

    日本人はガイドブック見ながらフラフラ歩いているから狙われる

    と聞いたことがあります。
    私は歩くのがとっても遅いのですが、ヨーロッパの大都市では急ぎ足で歩くようにしています。
    行き先までの道順を確認してから出発、迷ったらカフェやスーパーマーケット等に入ってから地図を見る、ということを心がけています。

    できるだけ暗くなる前にホテルに戻ります。秋冬は4時頃に日が暮れてしまうので、治安のよい場所にホテルを取るようにしています。基本的に大きな駅の近くは便利ですが、治安は良くないことが多いです。

    クレジットカードの盗難時連絡先を確認しておく

    出発前にクレジットカードの盗難連絡先を確認しておきましょう。
    万が一、クレジットカードを盗まれたら速やかに連絡して、カードを止めてもらわないとなりません。
    私はスマホに登録しておく&紙に書いてセキュリティポーチに入れています。

    まとめ

    今回の記事では、ヨーロッパの街を歩く際のスリ対策をご紹介しました。

    • 服の外ポケットには注意
    • 口のあいた鞄は危ない
    • 貴重品にはチェーンを着ける
    • リュックは前に抱える
    • ブランド品は見せない

    こんなところでしょうか・・・
    参考になりましたでしょうか。
    スーツケースの防犯については別の記事で紹介します!

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