【準備のコツ】現地通貨はいくら両替が必要か?一番お得な入手方法はコレ!

    ヨーロッパへ旅行に行くときには現地通貨のユーロやポンドが必要になりますね。
    あなたはこの現地通貨を、いくら、そしてどのように入手しますか?
    この記事では、いつ現金が必要か、いくら必要か、そしてどのように入手すると良いのかを解説します。

    この記事は以下の方におすすめです

    現地通貨をいくら用意した良いのか迷っている。
    どこで現地通貨を用意したらよいのか分からない。

    アキ

    こんにちは、アキです。
    私はヨーロッパが大好きで10回以上を旅してきました。
    この経験を基に、海外旅行のコツを紹介します

    目次

    支払いはクレジットカード払いを中心に、現金は最低限あれば大丈夫

    欧米はクレジットカード社会

    欧米は日本よりもクレジットカード払いが普及しています。飲食店、スーパーマーケット、コンビニ、お土産屋さんはクレジットカードで支払いができます。これは現金よりもカードの方が安全性が高いからです。

    偽札の疑いがあるため20ユーロ以上の高額紙幣は受け取ってもらえないことがありました。20ユーロ紙幣を出すと「もっと小さいのない?」と言われます。その場合でも「これしかない」と言えば受け取ってもらえますが、50ユーロ以上になると完全に拒否されることもあります。100ユーロ以上の紙幣も存在しますが、私は実物を見たことがありません。

    お店がおつりを用意できない、という可能性もあります。イタリアのパン屋さんで5ユーロを支払うために20ユーロ紙幣を出したところ、10ユーロ紙幣はレジ内ではなく別の場所に保管してある様子。「ちょっと待ってね」と言われて10ユーロを取り出していただきました。手間をかけて申し訳ない気になりました。10ユーロ紙幣すらあまり使わないのでしょうか・・・。

    クレジットカード払いが一番お得

    私たち旅行者にとっては、現金よりもカード払いの方が両替レート上もお得です。ですから、カードが使えるところはカード払いした方が、かかる費用が少なくて済みますよ。

    また、「ドイツ・スイス」や「オーストリア・チェコ・ハンガリー」など、複数の通貨の国を旅行する場合、それぞれの通貨を用意するのは大変です。クレジットカードを中心に支払えば、いちいち通貨を両替する手間も減りますよ。ちなみにスイスはフラン、チェコはコルナ、ハンガリーはフォリントが通貨です。

    イギリスの通貨はポンドですが、イギリス国内のスコットランドは独自のポンド紙幣を発行しています。スコットランドポンドはイングランドでも使用できましたが、敬遠するお店もあるようです。

    できるだけカード払いで!カードが使えないところのみ現金を使いましょう

    屋台に行くなら現金を多めに用意して

    クレジットカードの普及率は国によって差があります。私の過去の旅行での現金使用額をご紹介します。

    ロンドンはクレジットカードだけで旅ができる!
     2泊3日で使用した現金は14ポンドでした。これはカードが使えなかったわけではなく、現金が余るので現金で支払いました。つまり必要だった現金は0! 地下鉄もカフェも観光地のショップもすべてカード払いできます。

    イタリアは若干現金多めで
     7泊8日で使用した現金は130ユーロでした。
      ・カフェで2ユーロ前後の小額な支払いを現金で払った
      ・フィレンツェの屋台が現金支払い
      ・ホテルで宿泊税を現地で現金払い(キャッシュオンリーと言われたホテルが1カ所)
     
    ちなみに、現金が不足してATMを2回利用したので、ちょっと失敗だったと思ってます。1回目でもう少し多めにキャッシングしておけば良かった・・・。キャッシングをするとカード会社のATM使用料がかかります。1回220円×2回で440円かかってしまいました。
    イタリアは「小額なら現金で」が多い気がします。また値引き交渉するなら現金支払いになります。ホテル提携のレストランが割り引きがあるけど、現金払いでした。

    地元のマルシェに行ったり、クリスマスマーケットなどの屋台や蚤の市があることが分かっている場合は、現金を多めに用意した方がよいでしょう。

    財布に紙幣をたくさん入れない

    多額の現金を持っているとスリにあうなどの危険があります。お店で買い物をしたときに、財布を開けますよね。スリはそういうタイミングで財布の中身を見ています。

    現金は分散させ、かんたんにスられないように工夫して持ち歩きましょう。現金は少なめにしてスられた時のリスクを減らし、万が一不足したらキャッシングしよう、と思っていると気楽に旅ができますよ。

    現金は少なめにして、不足したらATMでキャッシングできる用意を

    現金はいつ使うのか? チップ、トイレ、たまにタクシー

    ホテルや送迎車のチップ

    ヨーロッパはチップの文化があります。クレジットカードで支払う時には、チップも含めた額でカード払います。しかしホテルで荷物を運んでもらったり、受付でタクシーを呼んでもらったりした時、また事前に空港からの送迎車を依頼している場合など、現金で払うしかない時もあります。こういった時に1ユーロ、2ユーロの小銭があると便利です。

    アキ

    空港到着時に送迎車を予約しているときは、まず空港でコーヒーでも買ってお釣りの小銭をゲットしています

    ちなみに、ホテルのルームキーピングに対して払ういわゆる「枕銭」「ピローチップ」ですが、ヨーロッパでは不要だと言われています。ルームサービスは宿泊代金に含まれているもの、という考えからです。素晴らしいサービスだった、ちょっと部屋を汚してしまった、というときには置いておくくらいでしょうか。

    私は連泊したホテルにて、お部屋に置いてあったお菓子がとてもおいしかった&大量にあったので「おいしかったよ、ありがとう」というメモ(つたない英語で書きました・・・)と共にチップを置いておいたことがあります。そしたら次の日には、お部屋にお菓子が2倍置いてありました(笑)

    トイレ

    ベネチア ブラーノ島の公衆トイレ 1ユーロでした

    ヨーロッパの公衆トイレは有料の場合がほとんどです。1ユーロから2ユーロ程度の料金が必要です。支払い方法は機械式の場合と有人の場合の両方がありますが、機械式にはコインが必要です。有人式とは、代金を回収する係人がトイレにいる場合です。この場合は5ユーロ紙幣でもおつりがもらえます。

    50セントコイン、1ユーロコインを確保しておきましょう。

    ホテルやレストラン、デパートなどのトイレは無料で利用できますので、トイレは済ませてからお店を出てきましょう。(レストランにトイレのためだけに入店するのはダメですよ)

    小さな飲食店や屋台など

    蚤の市や屋台などで買い物をする場合も現金払いが多いですね。それでも最近は徐々にカード払いができるケースが増えている気がします。ロンドンの「ポートベロー」アンティークマーケットでは、「20ポンド未満は現金で」と掲示されているお店がいくつかありました。

    「蚤の市に行きたい!たくさん買いたい!」という方は現金が多めに必要になります。(こういう場所にはスリが多いです。十分注意してくださいね)

    イギリス オックスフォードの蚤の市

    タクシー(カードが使えない場合がたまにあります)

    「タクシーはカード使えるよねー」と考えて乗車したら、支払い時に「現金で」と言われたことがあります。(フランス アルザス地方の田舎でした。) 40ユーロぐらいでしたので、同行者と紙幣をかき集めて支払いました。あの時は所持金ギリギリであせりましたね・・・。確実にカードで支払うためにも、タクシーは乗る前に「カードOK?」と確認しといた方がいいですね。

    団体ツアーでの飲み物代

    団体ツアーに参加される方、現金を使う状況はほとんどないかな、と思います。お食事はツアーに組み込まれているので、お食事代を支払う機会はお土産や軽食を買った時のみですね。あとは有料のトイレくらいでしょうか。

    ただし飲み物代はお食事の都度、各人が支払うことになります。1杯5ユーロ前後 × 食事回数分の現金が必要ですね。水道水を頼めるレストランもありますが、基本はお水もミネラルウォーターで有料です。

    この飲み物代をカード払いができるかどうかはお店によります。レストランはカード払いの設備は持っているはずなのです。普通のお客さんの飲食代はカードで払っているはずですから。
    団体用の部屋がレジから遠いのか、人数が多いせいか、なぜかカードが嫌がられるお店が多い気がします。「カード払いは向こうの部屋へ行ってきて」と言われたり・・・。ツアーの参加者同士で小銭を融通しつつ、小銭をジャラジャラかき集めて払っている時もありました。

    なお、ホテルで提供される朝食にはコーヒーやお水などが提供されます。

    イギリスのレストランではカウンターで自分で飲み物を買いました

    現金の必要額の目安は一人100ユーロから200ユーロくらい

    ヨーロッパ旅行での現金の必要額は、7日の旅で一人100ユーロから200ユーロ程度だと考えています。もちろん人によって、旅程によって違いはありますよ。上記の「使うシーン」を参考に、ご自分の旅程を合わせて考えてみてくださいね。

    私は旅行の際には現地でキャッシングしてます。7泊の旅程で100ユーロ程度を用意して、不足したら再びATMでキャッシングすることが多いです。しかし、私の感覚では100ユーロでも余るかなぁ、と感じます。

    日本で両替する場合はできるだけ少額紙幣にしましょう5ユーロ紙幣と10ユーロ紙幣で用意してもらうのがおすすめですよ。

    現地通貨が余ったら、最後に空港でお菓子でも買ってくださいね。日本に持って帰ってきても、また日本円に両替すると手数料を取られます。

    どこで両替するのが良いのか? 海外キャッシングがおすすめ

    コスト面で一番お得なのは現地ATMでの海外キャッシング

    現金を両替するなら、とにかく手数料を安くしたい!そんな方には、クレジットカードを使って現地のATMで海外キャッシングをすることをお勧めします。

    クレジットカードのレートは、両替のレートより安いので、現地のATMでキャッシングをした方がお得になります。利息がかかりますが、帰国後にすぐ繰り上げ返済をすることで安く抑えることができます。

    詳しくはクレジットカードのページで解説しています。

    キャッシングが不安な方には日本での両替をおすすめ

    「海外のATMは不安」という方は日本国内で両替してから出発されることをお勧めします。現地の両替所はレートが良くありません。両替レートがお店に掲示されていますが、さらに手数料を取られることがあります。現地両替所は基本ボッタクリ、と思っておきましょう。

    日本での両替は、銀行や両替所で可能です。一般的に流通量の多い通貨は日本で両替した方がレートがお得です。なのでユーロ・ポンドは日本で両替する方がレートは良いはずです。スイスフランなどは現地で両替した方がお得になります。ただしレートは日々変わりますので、出発前の日本と旅行中の現地とのレートの差がない時もあると思います。(※本サイトはヨーロッパ旅行だけに絞って紹介しています)

    日本で両替することの一番のメリットはわかりやすさ安心ですね。日本語でお話できますし、「5ユーロ紙幣10枚で」などと依頼がでることも日本で両替することも可能です。

    日本の大きめの空港の中には両替コーナーがありますので、出発直前に両替することができます。
    ただし、早朝・深夜出発の方は両替コーナーの営業時間に注意してくださいね。

    国内で両替できる場所

    国内で両替をするには、空港をはじめいろいろな両替所があります。傾向として空港の両替所がレート上は若干高くなり、街中の両替所の方が安いレートのようです。しかし安い両替所を求めて移動すると手間や交通費がかかります。その分を考えると空港の両替所でもよいかな、と私は思います。

    国内空港内の両替所

      成田空港両替所はこちら
      羽田空港両替所はこちら
      関西国際空港両替所はこちら
    深夜・早朝出発の方は、両替所の運営時間を確認してくださいね。

    国内銀行の窓口

    銀行でも外貨に両替することができる、はずなのですが・・・。最近多くの銀行で、外貨の取り扱いを終了しています。そして外貨の取り扱いは街中の両替店に委託しているようです。コロナ禍で海外旅行が減り、需要が減ったためでしょうか。

    銀行によっては、外貨対応している店舗もあります。皆さんのお住いのエリアの銀行のホームページで、外貨の取り扱い有無と両替のレートを調べてみてください。なお、このレートは「その銀行に口座がある方限定」のこともあります。行ってみたら、思ったよりレートが高かった・・・ということもありますので注意してください。

    国内街中の両替所

    三菱UFJフィナンシャルグループ ワールドカレンシーショップ
    トラベレックス
    伊神切手店 名古屋近郊の方にお勧めです

    現地通貨はいくら必要か? まとめ

    ご自分の旅行に現金がいくら必要か、イメージできましたでしょうか?

    ポイント

    ・支払いはカードを中心に! 現金は少なめにしよう
    ・多額の現金は持ち歩かない、財布に入れない!
    ・旅行の日程から現金が必要なシーンを考える
    ・目安は一人100~200ユーロ程度
    ・調達方法のおすすめは海外キャッシング。 不安なら日本で両替しよう。

    万全の準備をして、楽しい旅行にしてください!

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